社会福祉法人 上宮会 清瀬リハビリテーション病院 社会福祉法人 上宮会 清瀬リハビリテーション病院

より多く・より幅広い選択肢をYoriSoi Careを通じて提案することで、退院後の可能性を広げられるような使い方を目指しています。

社会福祉法人 上宮会 清瀬リハビリテーション病院 病床数 168床 (一般病棟 27床 / 回復期リハビリテーション病棟 93床 / 呼吸器病棟 48床)

導入事例のPoint!

  • 患者さま・ご家族との信頼関係を崩すことなく療養先調整を行いたい
  • 「感覚」に頼ることなく、システマティックに療養候補先を探索したい
  • 偏りなく、患者さまにとって最適と考えられる療養先を提案したい
  • 丸地さま

    丸地さま(MSW歴7年)

    仕事のやりがい:患者さまとご家族に納得いただけるよう、地域の資源も活用しながら社会的な問題はおおむね解決した状態で退院していただくことを心掛けています。

  • 小坂さま

    小坂さま(MSW歴3年)

    仕事のやりがい:支援が必要な患者さまご家族の不安なお気持ちに、「大丈夫ですよ」と隣で寄り添いながら一緒に今後のことを考えていくことを心掛けています。

YoriSoi Careを導入いただいた経緯を教えてください。

丸地さま 率直に申しますと、YoriSoi Careは先見的な取り組みだと感じたことが理由の一つです。 もう一つは、従来の他社サービスですと、患者さまやご家族とお話しする際や介護施設の選定に関して、サービス会社が主導権を取るような流れになってしまいます。良い面もある一方、MSWとご家族の間で既に構築している信頼関係に、第三者が入ってくることになりますので、ご家族にサービス会社に「丸投げ」と捉えられてしまう懸念もあり、関係性として適切ではない場面があります。
YoriSoi Careはオファーを頂いた療養先の情報を、最初にMSWが把握することができ、MSWの目線で患者さまやご家族に候補先となる療養先をお伝えすることができるという点に魅力を感じました。 患者さまやご家族との関係を崩さずにサービスを利用することができる点がいいですね。

「先見的」と仰っていただきましたが、どのような点をそのように感じられましたか?

丸地さま そもそもITサービス自体が医療業界、特に相談室内の業務において参入が活発ではないことが背景にあります。
従来、電話を用いて調整業務を行っていましたが、経験に基づいた「感覚」に頼ってしまっているところもありました。YoriSoi Careは患者さまの情報を入力することで、その情報を基に療養先に受入可否を判断いただくといったシステマティックなサービスという点、加えて、なかなかつながらない電話や、管理が煩雑なFAXの代わりにメッセージ機能を備えているという点も先見的だと感じています。

小坂さま いままでは、複数の療養先にFAXにて打診した際に、送信した枚数分の控えを患者さまごとのファイルに管理する必要がありました。そうなると他の書類に紛れてしまい、後日確認する際に手間がかかるという問題を抱えていました。その点、YoriSoi Careではどこに打診したかというだけではなく、療養先ごとに調整状況を管理できる点が新しいと感じています。

YoriSoi Careは患者さまを登録していただくと介護施設からオファーが届く仕組みです。
介護度や退院予定日などのデータを登録 自施設の状況にあった登録者へ受入のオファー! 介護度や退院予定日などのデータを登録 自施設の状況にあった登録者へ受入のオファー!

ご利用いただくにあたって心配な点はございましたか?

小坂さま 希望したエリアの療養先が、YoriSoi Care上に果たして網羅されているかという点です。患者さま、ご家族に療養先を提案する際に、「これが希望するエリアの療養先全てですよ」といえるかどうかということを不安に感じていました。

心配な点はどのように解消されましたか?

丸地さま YoriSoi Care専属の相談員の方が、療養先打診の進捗や療養先情報をその都度フォローしていただけるので、その信頼を基にご家族に「希望するエリアで候補となる療養先はここですよ」とご案内をしています。

嬉しいお言葉をありがとうございます。YoriSoi Careでは、専属の相談員が皆さまの退院調整を細かくサポートさせていただいています。

小坂さま 丸地さま

療養先の担当の方に費用の内訳やリハビリ内容など細かく書いていただいているので、
本当にありがたいなと感じています。

YoriSoi Careで療養先調整いただいた、ご感想をお聞かせください。

丸地さま 患者さま情報の登録に関してストレスなく入力することができており、最初の打診に必要な項目は網羅されています。初めから情報を細かく入力するとなると登録のハードルが上がってしまうので、現状のシンプルなインターフェースで満足しています。 受入先へのメッセージは自由記入欄となっており、患者さまのADLなどはその欄に文章で記入しているのですが、選択式になると使い勝手がさらに良くなると感じています。

貴重なご意見を頂きありがとうございます。患者さま情報の登録にどのくらいのお時間がかかっていますか?

丸地さま 3分程度です。基本的にはご家族との面談時や電話時に併行して入力を行っています。患者さまやご家族の希望はその際にお聞きして入力するようにしており、このやり方が一番効率的だと思っています。

オファーのスピード・質に関してはいかがでしょうか?

丸地さま スピードは患者さまのケースによって若干の差がありますが、YoriSoi Careの相談員の方に電話でフォローしていただいているので、十分だと感じています。質に関しては、療養先の担当の方に費用の内訳やリハビリ内容など細かく書いていただいているので、本当にありがたいなと感じています。

丸地さま

YoriSoi Careでは、病院と療養先との間で人を介さずにフラットに選定することができる点がありがたいと感じています。

従来のサービスとの違いはどのようなところにありますか?

丸地さま 従来のサービスですと、人を介する分「断りづらい」という点がありました。確実に調整可能な療養先を見つけてきてくれるのはありがたいのですが、ご家族の方で独自に調べた別の療養先に決まってしまった場合、断るのに理由を提示しなければならないというプレッシャーがあります。YoriSoi Careですと前提が「その患者さまだったら受けられるかもしれない」という、相談ベースという緩さもあるので、その点が使いやすいと感じています。オファーを断る際も丁寧な通知がオファー元に自動で送られるのでプレッシャーを感じることはあまりありません。 加えて、ご家族に対してメール・ショートメッセージによる候補先の情報共有をすることができる点は、YoriSoi Careならではですね。コロナ禍でご家族と直接お話しがしづらい中、細かい費用や療養先の雰囲気を伝える点で重宝しています。

小坂さま 従来のサービスでは、療養先となる候補に偏りを感じることもありました。その点YoriSoi Careでは、病院と療養先の間で人を介さずにフラットに選定することができる点がありがたいと感じています。

今後YoriSoi Careをどのように活用していきたいとお考えでしょうか?

丸地さま 療養先をお探しの患者さまやご家族に対して、より多く・より幅広い選択肢をYoriSoi Careを通じて提案することで、退院後の可能性を広げられるような使い方を目指しています。

小坂さま 患者さまやご家族の選択肢が広がるという点がすごく良いなと感じています。例えば患者さまの疾患や医療対応、患者背景などの条件制約により、従来の調整方法では近隣への調整が難しい場合でも、YoriSoi Careを利用して少しでも近いエリアで療養先が見つかるのであれば、ご家族の負担が軽減されたり、患者さまの希望により近いかたちで療養先を提案したりすることができるようになるので、そのようなことを期待しています。

より多く、幅広い選択肢を提供させていただき、患者さまやご家族の納得感といったところでも、
ぜひ貢献していきたいと考えております。本日は貴重なお話を頂きありがとうございました。

丸地さま 小坂さま