社会医療法人社団 順江会 江東病院 社会医療法人社団 順江会 江東病院

退院支援は時間勝負な面もあるので、そのスピードの速さには助かっています。

社会医療法人社団 順江会 江東病院 病床数 286床 (一般病棟 256床 / 回復期リハビリテーション病棟 30床)

導入事例のPoint!

  • 電話で療養候補先を探す手間を減らしたい
  • 時間に縛られない退院調整を行いたい
  • スピード感のある退院調整を実現したい
  • 北田さま

    北田さま(急性期病棟ご担当 MSW歴6年)

    仕事のやりがい:患者さまごとに最適で分かりやすい説明を行うことで、希望に沿った支援を行うことを心掛けています。

  • 杉山さま

    杉山さま(急性期病棟ご担当 MSW歴10年)

    仕事のやりがい:患者さまの家族の一員という立場で悩みを共有し、共に考える支援を心掛けています。

療養先を探す時間の短縮につながることを期待しています。

YoriSoi Careを導入いただいた経緯を教えてください。

北田さま 退院調整を行うITサービスが複数あることは知っていましたが、自分たちで能動的に調べたり問い合わせまでして導入したりするという考えはあまりありませんでした。そのようなタイミングでYoriSoi Careのお話を頂いたことが導入を考えるきっかけとなりました。

ITサービス導入の背景には、現状に対してどのような課題を感じられていましたか?

北田さま 現状では療養先を探す際に、電話やFAXを用いる“従来”の調整方法が主流であるので、紙でのやりとりを極力減らし、メールなどを用いた調整を行いたいという思いがありました。

杉山さま 電話での調整は、患者さまのご希望など細かいニュアンスを伝えるという点では良い面がありますが、FAXに関しては送信前のマスキング処理や、複数の療養先に対する同じ書類の送信、送信後の管理に関して課題を感じていて、別のものに代替してなくすことができないかと考えていました。

北田さま これまでは療養先調整にITサービスを使うということがなかったので、まずは私たちから始めることが大事だと考えてYoriSoi Careの導入に至りました。

北田さま

FAXなどの紙での調整を減らしたいという期待をYoriSoi Careに頂きありがとうございます。
他にも期待いただいた点はございましたか?

北田さま 患者さまの情報を一度YoriSoi Careに登録さえしてしまえば、あとは退院支援は時間勝負な面もあるので、そのスピードの速さには助かっています。
従来の方法だと、複数の療養先に1件ずつ電話をかけますが、患者さまの病状を伝えるとその時点で断られることもあります。YoriSoi Careでは、そのような手間が発生しないことがメリットと感じています。
特に介護施設は件数が多いので、退院のタイミングで入居可能な施設を探す作業が大変だと感じています。
YoriSoi Careの受入先として約1200件ある中で(2022年9月末時点)、療養先の方から手を挙げていただけるのなら、患者さまにとっても選択肢が増えるので魅力的だと思います。

YoriSoi Careは患者さまを登録していただくと介護施設からオファーが届く仕組みです。
介護度や退院予定日などのデータを登録 自施設の状況にあった登録者へ受入のオファー! 介護度や退院予定日などのデータを登録 自施設の状況にあった登録者へ受入のオファー!

導入いただくに当たって心配な点はございましたか?

北田さま 特になかったです。実際に、YoriSoi Careを用いた療養先調整を試してみたところ、「また使ってみたい!」と思ったので、その後は使い続けています。むしろ、私たちの声を聞いていただき、すぐにサービス改善につなげてくれるので助かっています。

杉山さま 私たちのさまざまな意見をすぐにサービスに反映してくれるので、安心感があります。使い初めより使い勝手が良くなっている実感があります。

YoriSoi Careでは業務時間内の好きな時間に患者さま情報の登録をして、複数施設に打診することができるので、とてもメリットに感じています。

YoriSoi Careで療養先調整をいただいた、ご感想をお聞かせください。

北田さま 初めてYoriSoi Careで療養先を調整した際に、患者さまとご家族の希望するエリア・月額費用と、共に条件に合致した介護施設からオファーを頂いたので、すぐに調整をすることができました。ご家族が早期の施設入居を希望されていたので、私自身も「便利なサービス」と思いましたし、ご家族からも「決まってよかった」と仰っていただいたので、成功体験としてよく覚えています。

杉山さま 北田さんがYoriSoi Careを使って調整しているのを横で見ていて、「私もやってみよう」と思いました。ご家族がスマートフォンを扱える方だとオファーが来た療養先情報を、システムを通して共有することができるので、すごく便利だと感じています。従来であればご家族に対して「療養候補先のパンフレットを受け取りに来てください」と伝えたり、ご自宅に郵送手配を行ったりしていたので、その時間を短縮することができています。各療養先の地図やホームページのURLもオファー情報欄に記載があるので、すぐに調べることができて助かっています。

電話の調整とYoriSoi Careの調整を比較して、スピードに変化はございましたか?

北田さま 従来の電話での調整は、1回の通話にそこまで時間がかかるわけではないのですが、先方の担当者が不在であったり、こちらが患者さま・ご家族と面談中だったりで、なかなか電話がつながらず思うように調整が進まないことがあります。
私は夕方に登録することが多いのですが、次の日の朝に確認すると「もうオファーが来ている!」となることが多いです。

北田さま 杉山さま
患者さま登録 → YoriSoi Care → メールで通知
病院の患者さま情報登録完了と同時にメールで通知が届き、すぐにオファー可否を判断いただけるシステムです。

退院支援は時間勝負な面もあるので、そのスピードの速さには助かっています。

杉山さま 患者さまの背景が複雑ですと、受入先へのメッセージを入力する時間は発生しますが、それでも5~10分ほどで患者さま情報の入力を終えることができています。候補となる療養先がリストアップされる(オファーを受け取る)時間も、YoriSoi Careに患者さま情報を登録してすぐにオファーが来ることもあるため、自分で探したり、他社サービスを利用したりするのと比べて、とても速い印象があります。急性期病棟を担当しており、退院支援は時間勝負な面もあるので、そのスピードの速さには助かっています。

「どこからオファーが来ているのかな?どんなメッセージが来ているのかな?」と楽しみにしている自分がいます。

日々の業務の中で、どのようなお時間にYoriSoi Careをご活用いただいていますか?

北田さま 患者さまの情報を夕方に登録して、次の日の朝パソコンを立ち上げるタイミングでオファーや療養先からのメッセージを確認しています。その後は日中の手が空いた好きな時間に確認しています。「どこからオファーが来ているのかな?どんなメッセージが来ているのかな?」と楽しみにしている自分がいます。

杉山さま オファーを頂いた療養先になるべく丁寧にお返事をしたいという気持ちはあるものの、時間が空いてしまうこともあり……。テンプレートの文章は用意いただいているものの、もう少し簡単にお返事をすることができる機能があると助かります。

杉山さま

貴重なご意見を頂きありがとうございます。ぜひお応えできるよう改善していきます。
今後YoriSoi Careに求めるものとしてはどのようなものがございますか?

杉山さま 受入先として療養型病院がさらに増えることを期待しています。ケースとして難しい患者さまを受け入れてくださる病院が増えると、私たちとしても助かります。

北田さま YoriSoi Careに、MSWが情報交換をすることができるコミュニティが構築されると嬉しいです。他の病院のMSWと情報交換を行う場が少ないので、ケース共有や制度の活用の仕方などを共有することができる場があると、より良いソーシャルワークにつながると考えています。

本日は貴重なお話を頂きありがとうございました。