医療法人社団清智会 清智会記念病院 医療法人社団清智会 清智会記念病院

患者さまを中心として、多くの調整先から見てもらえるので、以前と比べて各段に情報収集のスピードが上がりました。

医療法人社団清智会 清智会記念病院 病床数 177床 (一般病棟 135床 / 回復期リハビリテーション病棟 30床 / 地域包括ケア病棟 12床)

導入事例のPoint!

  • 患者さまとご家族のために、幅広く療養先情報を把握したい
  • 療養先情報収集のスピードと質を上げたい
  • トラブル回避のためにメッセージ機能を活用したい
  • 坂本さま

    坂本さま(MSW歴10年)

    仕事のやりがい:患者さまご自身がどのような人生を望んでいるかということを大切にしながら、自己決定支援を行っています。

MSWの知識の限界が、患者さまの人生の選択肢の限界になってしまってはいけない

YoriSoi Careを導入いただいた経緯を教えてください。

坂本さま 患者さまやご家族のご希望で「有料老人ホーム」や「サービス付き高齢者向け住宅」を探す際に、私たちの知識と経験だけでは数多くの施設情報を把握することが困難でした。近年では日々新しい施設がオープンしているのでなおさらです。患者さまに最適な施設か検討するためには、私たちも施設情報を日々更新していかないといけないですが、さすがに施設の数の多さから限界があると感じていました。
ただ、私たちMSWの知識の限界が、患者さまの人生の選択肢の限界になってしまってはいけないので、YoriSoi Careのような幅広い情報を得ることができるサービスツールを使用することが、患者さまとMSW双方にとって有益なことだと感じ、導入に至りました。

坂本さま

以前はどのように調整先を探されていたのですか?

坂本さま MSW自ら1件ずつ調整先へ電話をしながら、空床状況や受入可否を確認していました。または紹介センターの方に相談しながら施設候補を選定していました。ただ、紹介センターも複数社あり、同じ患者さまのご希望条件で数社に依頼をしても、候補に挙がる施設がバラバラなことがあり、本当に患者さまのご希望に合う施設を探すことの難しさを感じていました。

今までの調整先の探し方 → いくつかの課題も… 今までの調整先の探し方 → いくつかの課題も…

複数社に依頼をするメリットはどのようなところでしょうか?

坂本さま MSWとしても、患者さまやご家族と話す際に、患者さまの調整可能な施設の種類やエリア、費用帯を幅広く知っておきたいという心理があるので、複数社に依頼を出していたこともありました。ただ、ご家族としても施設への入居か、在宅で頑張るのか迷われている段階で、施設に入居するのであればどのような施設が候補となるのか知りたい、という相談も結構な数あります。
そのような場合、最初から紹介センターの方とお会いすることが心理的なハードルとなってしまうことがあります。例えば、紹介センターの方と一度お会いしてしまうと、断った後にも「ここはいかがですか?」と営業をかけられてしまうという心配をされる方もいらっしゃいました。

そのような場合に、患者さまご家族との関係を崩すことなく、幅広い調整候補先と施設情報を提供することのできるYoriSoi Careはマッチしそうですね。ご利用いただくに当たって心配な点はございましたか?

坂本さま PCを用いたサービスに、連携室スタッフが慣れる必要があると思っています。オープンネットにつながるPCが1人1台あるわけではないので、そのような環境でどこまで円滑に使いこなせるかといった課題は感じています。

YoriSoi Careでは、サービス利用端末(PCまたはタブレット)の無料リース、操作サポートもさせていただきますので、安心してご活用ください。 YoriSoi Careでは、サービス利用端末(PCまたはタブレット)の無料リース、操作サポートもさせていただきますので、安心してご活用ください。

YoriSoi Careの患者さま情報登録には10分程度しかかからないので、業務効率化につながっています。

電話の調整とYoriSoi Careの調整を比較して、スピードに変化はございましたか?

坂本さま 調整候補先や紹介センターの方へ、電話で患者さまの情報をお伝えしていたときは15~25分程度かかっていました。複数打診することがほとんどなので、15~25分 × 調整候補先数ということになります。YoriSoi Careの患者さま情報登録には10分程度しかかからないので、業務効率化につながっています。
また、オファーが来るスピードが1~2日と速く、患者さまを中心として、多くの調整先から見てもらえているという点では、以前と比べて各段に情報収集のスピードが上がったと思います。
一方で、まだ経験はないのですが、複数患者さまで調整のタイミングが重なった際に、オファー受付のための患者さま情報の入力が追いつかなくなることが考えられます。電子カルテを導入していない病院では、情報管理が紙媒体で、詳しいことを知るためには病棟に行かなければならないため、タイムラグが生じてしまうことを懸念しています。

患者さまの情報を1件ずつ伝える必要がなくなり、業務効率化につながります 患者さまの情報を1件ずつ伝える必要がなくなり、業務効率化につながります
サポート体制 YoriSoi Careではフリーボイスを設定しており、お電話にて患者さまの情報を共有いただくとオファー受付開始までYoriSoi Careのサポート員にて対応をいたします。是非そちらも併せてご活用ください。 サポート体制 YoriSoi Careではフリーボイスを設定しており、お電話にて患者さまの情報を共有いただくとオファー受付開始までYoriSoi Careのサポート員にて対応をいたします。是非そちらも併せてご活用ください。

文字としてログが残る点が便利だと感じています。

他にもYoriSoi Careをご利用いただいたご感想がございましたらお聞かせください。

坂本さま 患者さま情報を入力するだけで、本当にいろいろな調整候補先からオファーをいただけることがすごく便利だと感じています。また、調整先とのメッセージ機能は文字としてログが残る点が便利だと感じています。

ログが残るメリットはどのようなところでしょうか?

坂本さま どのような患者さま情報を調整候補先に伝え、どのようなコミュニケーションを行ったのか、過去をさかのぼって確認を取ることができる点に魅力を感じています。ほとんどの患者さまの病状が一定ではない中で、オファーを受付した時点ではどのような病状で相談していたのかが分かるということは、双方にとってメリットだと感じています。
具体的には、調整候補先で受入可となった後に患者さまの病状が変わったため受入できなくなったときに、両者で過去をさかのぼって受入不可となる理由の認識が取れることや、そもそも病院から何の患者さま情報をお伝えできているかが明確であることなどは良い点だと感じています。
いつ・どこに・何の患者さまの情報をお伝えしたかは、トラブル回避のためにファジー(=曖昧)にしてはいけない部分だと考えています。

坂本さま

患者さまやご家族との面談時に、一緒にYoriSoi Careの画面を見ながら会話をすることができるようになることが理想です。

今後、YoriSoi Careをどのように活用していきたいとお考えでしょうか。

坂本さま 患者さまやご家族との面談時に、一緒にYoriSoi Careの画面を見ながら会話をすることができるようになることが理想です。
現時点で既にしっかりと個人情報を制限したうえでYoriSoi Careを利用することができているので、患者さまやご家族と「このような病状で、今後の生活の希望条件は……」と一緒に確認しながらオファー受付開始することができると、患者さまやご家族、MSW双方にメリットであると考えています。まずは当院内でWi-Fi通信ができるようになることが第一のステップです。

本日は貴重なお話を頂きありがとうございました。